資産運用の開始時に損失を経験した投資家と利益を経験した投資家、その後の考え方が同じとは限りません。中立的なものの見方をするのはそれくらい難しいと言えます。
全てが上手くいく前提の、理想的な投資の結果を思い浮かべるのではなく、「こうなったら困る」と思う未来を意識してみましょう。ただ単に「こうなって欲しくない」なのか「こうなったら本当に困る」なのかも微妙に違いますよね。
避けたい未来に目を瞑ることは中立的にものを見ないということでもあります。決して多くの人ができることではありませんが、投資で成功するために役に立つことの一つではあります。
■ 週一経済トピック📰
直近で押さえておきたい話題をピックアップ!
ありきたりですが、日本人として触れないわけにはいかない直近のトピックです。
2024年2月22日、日経平均株価🇯🇵が1989年の大納会でつけた史上最高値の3万8915円を更新しました。
1989年と言えば、私が生まれた年でもあります。その後は失われた30年と呼ばれましたから、この史上最高値の意味するところについて個人的にも色々と考えさせられます。
チャート上の数字としては同じでも、35年経って経済/社会は全く違っていますよね。これは誰の目にも明らかです。それに当時との比較はどう頑張っても当時のバブル景気を経験した世代にしか実感はない気もします。
バブル期ほど景気が良いとは感じない…これは割と受け入れられている意見な気はします。でも不動産価格も高いし、賃金も上がろうとしていることをポジティブな兆しとして捉えるべきでしょうか。株価が上がれば資産効果で家計のお財布も緩むとされますが、日本株の上昇で恩恵を受けている人がどれだけいるのか。多くの人が海外投資に意識を向け、その結果も現状は悪くない、ということがこの史上最高値更新に対して冷静さや冷ややかさが垣間見える理由なのかもしれません。
■ マイブログ紹介🖌
過去のブログ記事を掘り起こしてご紹介
納税は国民の義務。(というのが国会議員のゴタゴタで現在少し不評を買っている日本かと思いますが。)香港でも所得税は低率ではありますがあります。日本のように源泉徴収というのがないので、所得の中から納税資金は取り置いておく必要があります。申告から実際に納めるまでが結構長いのでその間に気づかずにお金を使ってしまう人もいるかもしれません。
香港での所得税を控除できる項目もいくつかありますので、納めるべき税金を減らしつつ、と同時に納税資金を準備することです。
税務局IRDが準備しているTRCという制度が個人的には便利だと思っているのですが、知らない人が多い印象です。
■ 香港よもやま話🇭🇰
香港関連の雑談トピック(´∀`)
世の中的にはAIや半導体のブームが訪れる中で、その次に来るものについて考えてみたとき、皆さんは何を思い浮かべるでしょう。
定番のテーマとしては恐らく『宇宙🪐』がその一つだと思いますが、香港🇭🇰はその分野、実はそれほど聞かれません。数多くある政府のイニシアティブにもまだ載っていなかったはずです。
しかし、数年以内には重要なテーマとして出てくるのは間違いないでしょう。香港ではUspaceが大湾区を視野に入れて動き出しているようです。技術研究者も多いこのエリア、世界の中でどのようなポジションを築くのか注目です。