上昇した株価を目にすると今にも下落するのではないのではないか、そして下がるのを待って買ったらいいのではないか、そんな心理に陥る人もいるでしょう。
果たしてそこに成功法則はあるのでしょうか。
投資分野は既にビックデータがあり、様々な学術研究がなされています。もちろん学問の世界が正解を持っているとは限りませんが、多くの人は投資の「教科書」を開いて一番最初にに出てくるような話でも素通りして、世の中で語られる様々なテクニックを駆使しようとしているのもまた事実です。
David Booth(MBAで知っている人も多いと思いますが、シカゴ大学ブーススクールオブビジネスのブース氏です。)が語る投資の極意とは。英語でのSpotifyになりますが、時間がる方はこちらを聞いてみてください。長いな、と思う人は最後の5分間だけでも(笑)。
■ 週一経済トピック📰
直近で押さえておきたい話題をピックアップ!
インデックス投資、というのを知っている人も多いと思います。自分で入れ替えをしなくても指数の構成変化に合わせて入れ替わります。これをいいことだと思っている人は多いかもしれません。
実際のところは柔軟性に欠ける面があることを知っておくべきでしょう。メジャーな指数に選ばれるということはその瞬間自動的に投資家のマネーが流れ込みます。需給の観点から上昇はほぼ約束されているとみて、先回りして買いに走る人もいるでしょう。その自動的な買いのタイミングでは高値掴みになる可能性がありますよね。指数は分散投資をしているのでそんな事象も埋もれてしまっているわけですが、この僅かな差を拾いに行くことがチリも積もってリターンとして返ってくることは容易に想像できます。
インデックスは偉大な発明であり、同時にその限界をどう乗り越えていくかがカギになります。
今の世界的なテーマの一つは中国🇨🇳市場の低迷とインド🇮🇳市場の浮上でしょう。大きな転換点を迎えているのは確かです。私も提供しているポートフォリオを眺めつつ適切なポジショニングになっているのか、また各種統計データの中でこの動きを追いかけていく必要があるのだろうと思っています。
■ マイブログ紹介🖌
過去のブログ記事を掘り起こしてご紹介
利下げが遠のく中で去年同様少し関心が高まりやすいのが債券投資のように思います。「確定利回り」「元本保証」こういった文言はどうしてもリスクの伴う投資の中で魅力的に映ってしまうものです。いや、これも前段の柔軟性の話があって、リスク=不確実性ですから、ガチっと固めることは確かに損失を減らすかもしれませんが、この不確実性を受け入れたことに対する見返りは放棄することにもなるわけです。
記事を最初に書いたのは2021年ですから、当時とは債券利回りの目線もずいぶん変わってきています。1億円を5%で回せたら年間500万円、贅沢をしなければ一丁上がりだ、なんていう人もいるとは思います。そんな安易な話なのか。債券投資でも色々考えるべきことはたくさんあります。
■ 香港よもやま話🇭🇰
香港関連の雑談トピック(´∀`)
一定の資産を築くと、世界各国に投資移民の制度があることに気づきます。富裕層になることのメリットはそうした別のレールに乗ることにもあるのかもしれません。単に豊かな生活をすることではなく、人生の選択肢を得ること、これは実は多くの人が実現したいことの一つです。
香港🇭🇰は長らく投資移民ビザ(CIES)を封印してきました。ちょっと意外だなって個人的には思います。長い検討期間を経て、2024年3月1日から晴れて再開となりました。どのくらいのニーズがあるのか注目ですね。
CIESには適格投資が存在しますので、気になる方はお問い合わせください。最初は2年のビザが出され、その後3年、3年と更新をすれば、7年経ったときパーマネントビザへの切り替えができます。7年ルールは就労ビザなどとも全く同じです。外国人でも永住権が得られること、あとは永住権の維持の制約は他国に比べると少ないかな、という印象です。
本格的な移住を考えるのであればまずは香港に来て、街の雰囲気を感じるところからスタートしてみてください。